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スカパー!e2(スカパー!イーツー、英語名SKY PerfecTV! e2)とはスカパーJSAT株式会社が運営している、特別衛星放送(東経110度CSデジタル放送およびBSデジタル放送)のプラットフォーム(有料放送管理サービス)である。旧名スカイパーフェクTV!2SKY PerfecTV!2)、スカイパーフェクTV!110SKY PerfecTV!110)、e2 by スカパー!e2 by SKY PerfecTV!)。

e2」はeasy entry(手軽に加入できる)とeasy entertainment(手軽に楽しめる)という2つの意味を持つhttp://skycom.skyperfectv.co.jp/Files/Filer/PR2006/061214e2.pdf

概要


東経110度通信衛星を用いる12の委託放送事業者のうち、有料放送を行う11社が運営している約70の放送チャンネル(うち、有料チャンネルは約60)、および放送衛星を利用しBSデジタル有料放送を行う委託放送事業者2社のうち1社(1チャンネル)の視聴契約・料金収受・番組案内・マーケティングなどの業務を株式会社スカパーJSATが一元的にとりまとめ、各放送事業者と視聴者との橋渡しを行うサービスである(すべてのチャンネルは別会社による放送である点に注意)。同社ではこれに付随しジャンル別などにまとめた複数のチャンネルを安価に視聴できる視聴パック・セットなどの企画・販売、転居等に伴うアンテナ移設工事の斡旋なども行っている(→スカパーJSAT#主要事業も参照)。

沿革


  • 2002年
    • 3月1日 - 株式会社プラット・ワンのプラットフォームで委託放送事業者の一部が放送を開始。
    • 3月25日 - 株式会社スカイパーフェクト・コミュニケーションズ(現・スカパーJSAT)「スカイパーフェクTV!2」で委託放送事業者の一部が放送を開始。
    • 4月1日 - 株式会社プラット・ワンのプラットフォームで本放送を開始。
    • 7月1日 - 株式会社スカイパーフェクト・コミュニケーションズ「スカイパーフェクTV!2」の本放送を開始。
  • 2004年
    • 3月1日 - 株式会社スカイパーフェクト・コミュニケーションズと株式会社プラット・ワンが合併。両者のサービスを統合し、「スカイパーフェクTV!110」に。
    • 4月1日 - 株式会社スター・チャンネルより、BS有料放送チャンネルのスター・チャンネルBS(ch.200、現スター・チャンネル ハイビジョン)の受付顧客管理業務を受託。
    • 9月1日 - 一部のチャンネルでハイビジョン放送を開始。
  • 2007年2月1日 - サービス名称を「e2 by スカパー!」に変更。
  • 2008年10月1日 - サービス名称を「スカパー!e2」に変更。

スカパー!との相違点・受信上の注意


スカパー!e2(以下“e2”)を運営するスカパーJSATは、スカパー!というCS放送(一般衛星放送)プラットフォームも運営している。

相違点


  • e2の放送を行う通信衛星(N-SAT-110)はBSデジタル放送に用いる放送衛星群(BSAT-2a、BSAT-2c、BSAT-3a)と同じ東経110度に位置しているが、スカパー!に用いる通信衛星群は東経124度及び同128度に位置する。
  • 偏波の切り替えをチューナー側で行っているために1つのアンテナに対するチューナーの接続台数に制限があるスカパー!に対し、偏波の切り替えが必要ないe2では1つのアンテナに対しチューナーやテレビの複数台接続が可能である。これにより集合住宅や共聴施設での設置が容易である。
  • スカパー!では放送規格にDVBを採用しているのに対し、e2はBSデジタル放送と同じISDBを採用している。
  • 画角情報を送出することが可能であり、ワイドテレビなど受像機によっては画面アスペクト比16:9での放送ではそのまま引き伸ばされて放送される。
  • 日本語による字幕放送信号の送出が可能(スカパー!HDでも実施。スカパー!SDでは不可)。一部チャンネルで字幕放送を行っている。一方、クローズドキャプションの機能はないため、実施の際は文字多重放送に英文を載せる形となる。


受信上の注意


  • e2はスカパー!と放送周波数帯が重なるため、電波の混合は出来ない。両方見たい場合はそれぞれ対応アンテナや配線などを用意する必要がある。

一般的な家庭用BS対応アンテナの対応周波数帯域
定格受信周波数 定格出力周波数
2000年頃まで発売
BS-1 - BS-15ch
11.7 - 12.0GHz
BS-IF(アナログ)
1,035 - 1,332MHz
(右旋円偏波アンテナ
現行品
BS-1 - ND24ch
11.7 - 12.75GHz
BS-IF(デジタル)・CS-IF
1,032 - 2,072MHz


  • e2放送開始以前に販売されたBSアンテナの場合、コンバーターの周波数(CS-IF)帯域が不足し(右表参照)受信できない場合が多いため、アンテナの交換が必要となる事が多い。スカパーJSATでは無料放送のCh.160「C-TBSウェルカムチャンネル」(2番目に周波数が高いトランスポンダ(物理チャンネルND22ch)を使用しており、アンテナや配線が帯域に対応しているかを確認する)とBS Ch.800「スター・チャンネル データ800」(BSデジタル放送の「スター・チャンネル ハイビジョン」を見るための受信確認。共聴施設によっては受信できないことがある)が受信できることを確認してから加入申込みをするよう呼びかけている。
  • 一部の同軸ケーブルや分配器などにはe2のCS-IF帯域に非対応のものがあるため、e2放送以前から設置しているBSアンテナを使って受信しようと考えている世帯は注意が必要。また、BSアナログチューナーが内蔵されたVTR等の録画機器を経由してデジタルテレビ・チューナーにアンテナを接続すると内蔵分配器・分岐器が非対応である時にe2が受信できない事がある。
  • 001、055、228、237、239、306、335、799~802の各チャンネルは受信機の機種によっては「放送切替」操作が必要となるほとんどのチャンネルはCS2ネットワークに属するが、これらのチャンネルはCS1ネットワークに属するため。
  • 殆どのチューナーで自動的にNHKのBSデジタル放送が受信可能となる為、NHKとの衛星契約未契約者には契約義務が発生する。

無料放送


C-TBSウェルカムチャンネルなど一部あらかじめ終日無料放送となっているものもあるが、基本的に毎月第1日曜日午前0時から次の日の午前4時までの28時間は「スカパー!e2大開放デー」として一部のチャンネルを除いてノンスクランブルで放送する(その他局により随時番組宣伝のために無料放送にする時間帯がある)。なお、スカパー!e2からの電波を受けて放送するケーブルテレビではセットトップボックスなど受信機のシステム上の都合で無料放送が視聴できない場合がある。

受託放送事業者


コールサイン受託放送事業者としてのスカパーJSATおよび放送衛星システムに対し以下のとおり割り当てられており、委託放送事業者の各団体についての個別コールはない。

旧宇宙通信


  • JO81-CS-HDTV
  • JO81-CS-TV
  • JO81-CS-PCM
  • JO81-CS-DAT

旧JSAT


  • JO82-CS-HDTV
  • JO82-CS-TV
  • JO82-CS-DAT

放送衛星システム


  • JO25-BS-HDTV

委託放送事業者一覧


放送中、あるいは過去に放送していたチャンネルは、スカパー! チャンネル一覧を参照。

旧スカイパーフェクTV!2


右端太字は2008年9月までの受託放送事業者を示す。現在の受託放送事業者はスカパーJSAT。2009年まで、アップリンク地球局を東京都世田谷区東北新社等々力放送センターとしていたグループ。

放送中


放送終了


  • シーエス・ナウ(放送終了後、吸収合併によりマルチチャンネルエンターテイメントに帯域承継)

旧プラット・ワン


右端太字は2008年9月までの受託放送事業者を示す。現在の受託放送事業者はスカパーJSAT。
2009年まで、アップリンク経路が東京都品川区の小山台送出センターを経て、茨城県常陸大宮市の宇宙通信(スーパーバード)茨城ネットワーク管制センターの地球局から送信としていたグループ。

放送中


放送終了


スカパー!e2以降


2009年、旧スカイパーフェクTV!2、旧プラット・ワンのアップリンク経路を統合し、以後は前年新築した東京都江東区のスカパー東京メディアセンターを主局に、等々力放送センターは設備を拡張のうえ副局とし、東経110度CSデジタル放送全チャンネルのアップリンク二重化を実現している。東経110度CSのうち、空白となっていた帯域を使用する放送事業者の募集の結果、キッズステーションが選ばれ、ハイビジョン放送を開始している。

放送中


BSデジタル放送


受託放送事業者は放送衛星システム。アップリンク主局は東京都渋谷区NHK放送センター、副局は埼玉県久喜市NHK菖蒲久喜ラジオ放送所の各施設内にある。

放送中


放送開始予定


コピー制御


e2では一部無料放送チャンネルを除き、ほぼ全ての局・番組において地上デジタル放送・BSデジタル放送で用いられているコピーワンスによるコピー制御を行っている(全ての受信機がコピー制御を行なっている)。また、2008年7月4日には一部のチャンネルでダビング10によるコピー制御を開始している。

脚注



関連項目


外部リンク




アンテナ
情報機器
日本の衛星放送



出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』